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神話
Poli'ahu
Poli'ahu-ポリアフー
ポリアフはハワイ島にある有名な山のひとつ「Maunakea」に住むといわれている女神のひとり。
Poli(胸)'ahu(ケープ)はMunakeaの山の頂がまるで白いケープをかけたように白く美しいさまを表しているそうです。
雪の女神ポリアフ。
彼女を表すうたの大半は、去っていく恋人を想い、切なく悲しみの溢れるものが多い気がします。
ペレの涙
「ペレの涙」「ペレの髪」はどちらも、溶岩に含まれるガラス質。
「ペレの涙」は美しいオリーブグリーンの石ペリドットと呼ばれる宝石で、溶岩の塊と一緒に地上に現れるそうです。
この石は邪気を焼きつくし、魔除けのパワーがあると言われています。
そしてまるで髪の毛のような、繊維状の「ペレの髪」は、溶岩の表面が風に吹かれて細く伸び、急速に冷やされてできたものだそうです。
つまりハワイ島の溶岩はペレの一部ということですね。
火の女神 ペレ2(兄弟姉妹たち)
火の女神ペレには、たくさんの兄弟、姉妹がいるとされています。
その中でも主要なのは、
*長兄。鮫の王。カモホアリ(ka-moho-alii)
ペレに対して面倒見が良く、危機になると助けてくれる頼もしい神です。
*長姉。ナマカオカハイ(Na-maka-o-ka-hai)
ペレとは三角関係の縺れから、血みどろの戦いを繰り広げ、結局ペレを殺してしまった。という説があります。
女の争いは今も昔も恐ろしかったのですね。。。
*末妹。ヒイアカ(Hii-aka)
※ヒイアカが名前に付いた妹は他にもたくさんいますが、最も有名な末の妹「ヒイアカ・イカポリオ・ペレ」が一般的に「ヒイアカ」といわれているそうです。
卵から生まれた?とされている、美しいヒイアカ。
とにかく健気で、ペレの言いつけを素直に聞く心優しい妹です。
火の女神 ペレ 1
ハワイで最も有名な女神である、火の女神 ペレ。
ペレに纏わる物語はたくさんありますので、少しずつ紹介♪
まずはペレがどんな女神だったのか、、、
「あまりにも美しく、出会う全ての男を魅了してしまう」
「あまりにも身勝手で、思い通りにならないとすぐに火山の怒りを爆発させる」
「あまりにも負けず嫌いで、強い相手にもひるまず、弱い相手にも容赦しない」
という、とにかくマグマのように激情的で能動的な脅威を持つ女神なのです。
Ohia Lehua(オヒア・レフア)
Halauの名前にもなっており、ハワイ島では有名な火山で咲く花「オヒア・レフア」
<オヒア・レフアの伝説>
昔々お互いにとても愛し合っていた若い恋人たちがいました。
若い女はレフアといい、若い男はオヒアといいました。
二人は本当に深く愛し合っていました。
しかし、オヒアはとてもハンサムな男性で、
一目で女神ペレに気に入られ結婚を望まれました。
しかし、どんなに女神ペレが彼を振り向かせようとしても、
彼が答えることはありませでした。
なぜならレフアを心の底から愛していたからです。
怒り狂ったペレはオヒアを木に変えてしまったのです。。
それが今オヒアと呼ばれている木。
これを知ったレフアは大変に嘆き悲しみました。
彼女は毎日オヒアの木に寄り添い泣き続けたそうです。
その姿をずっと見ていたペレは初めて自分の過ちに気付き、
レフアを真っ赤な花に変えオヒアの木の上に付けました。
(一説では他の神様が、ともいわれています。)
こうして二人は永遠に結ばれたのです。
悲しくも美しい伝説ですが、私はこの物語が大好きです。
世界を支配する四大神「カナロア」
海の神と呼ばれた四大神の神「カナロア」
カナロアは通貨のデザインになっていたり、
海や漁業の神としても信仰されていたため、航海の安全を祈願して、木製の像を船先に取り付けられていた。というお話もあります。
神話においては、カナロアはカネと仲が良く、人間の姿でよく旅をしていたというエピソードも。。
彼らは人間に変身することができたんですね。
世界を支配する四大神「ロノ」
カーネやクーとともに宇宙を創ったロノ神。
ロノは農業の神として崇められました。
キャプテンクックが初めてハワイ島を訪れた際、クックの船の帆がマカヒキ(ロノを祭るお祭り)で使われていたロノ像に似ていたため、間違えられて崇められてしまった...という、有名なエピソードもあるんです。
ロノの再来!なんて歓迎されてしっまたクックは、どんな気持ちだったのか気になりますね。
世界を支配する四大神【クー】
四大神の一人、森、山の神【クー】
戦いの神としても知られていてとても勇ましい姿をしています。
よくハワイやグアムなどの土産店で見かけるTiKi像はこのクーがモデルになっているんです!
怖い顔をしていますが、ハワイにとっては大切な神様なのでしょう。
お土産で買った際は、大切にしてあげて下さいね。
ハワイの神々はそれぞれキノラウ(化身)として植物や動物を持っているそうですが、
クーの化身はニウ(ヤシの木)やウル(パンの実)を持っています。
世界を支配する四大神【カーネ】
ハワイの神々の中で最も高い地位にあるのは、宇宙創世や自然現象を支配する四人の神々。
まずは【カーネ】からご紹介したいと思います。
知恵深く、神々の先頭となって宇宙と地上を創ったといわれるカーネ。
暗黙から生まれ出て、天に太陽、月、星を植えたとされています。
カーネはハワイ語で(男性)を意味する言葉ですが、タヒチやニュージーランドでは【タネ】と呼ばれています。
人々の住む場所をハワイでは「偉大なカーネの大地」というそうです。
PARAU
PARAUとはタヒチ語で「黒蝶貝」のこと。
タヒチに伝わる神話の中で「世界の始まりは貝だった」というものがあります。
「貝殻の一枚は大きな天の半球となり空となった。もう片方の貝殻を砕くとおびただしい岩と砂になった。
そこに神は大地や植物、海、そして人間を創った」
とにかくタヒチの人々にとって、海からの美しい贈り物はとても大切なようです。
タヒチでは人を見送る時等貝のレイを首にかけ、その後の幸せを願うという習慣もあり、
危険から身を守ってくれると言われていることから、アクセサリーの材料としても欠かせないものとなっています。